0776-41-3377(代)
※番号のおかけ間違いにご注意ください。
顔の症状
目次
顔が動きづらい
顔面神経麻痺(がんめん・しんけい・まひ)
はじめに
ある日突然、顔の半分が動かなくなってきて、「片目が閉じることができない」や「食事や飲み物が口から漏れてくる」ことで気が付きます。「耳周囲のピリピリした痛み」や「味覚がおかしい」などを伴うこともあります。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の9割以上は末梢性(顔面神経だけの障害)が原因で、「ベル麻痺」と「ラムゼイ・ハント症候群」が多くを占めています。
「ベル麻痺」は片方の表情筋が動かなくなるだけですが、「ラムゼイ・ハント症候群」ではそれに加え、耳周囲の発疹や痛み、難聴、めまいを伴うことがあります。
「ベル麻痺」では単純ヘルペスウイルス、「ラムゼイ・ハント症候群」では帯状疱疹ウイルスが原因と考えられています。両方のウイルスとも通常は神経の奥深くに潜んでいますが、疲れやストレスで免疫が落ちるとウイルスが暴れだし神経を障害します。
各症状の写真
数日前から右耳に痛みがあり、今朝から顔半分が動きにくくなってきたため、受診されました。右耳に帯状疱疹を認め、ラムゼイ・ハント症候群による顔面神経麻痺と診断しました。
治療
軽症から中等症の場合は内服でよいですが、重症の場合は10日間入院して点滴が必要になります。