耳の症状

抗菌薬の内服を行い、細菌感染を減少させます。また内服をしても症状が改善しない場合には、鼓膜を切って中耳炎を治すこともあります。

軟膏や点耳薬を使用します。炎症がひどいときには、定期的に通院し耳の消毒が必要になります。耳の触りすぎが原因でなることがある為、炎症が落ち着くまでは触るのを止めましょう。

当院では耳用の顕微鏡を使用し、痛みが無いように耳垢を除去しています。乾燥した耳垢だと3-6か月おき、湿った耳垢だと1-2か月おきに来ていただくことが多いです。

残念ですが、加齢性難聴を治すことはできません。日常生活で聞こえが悪く困るようでしたら、補聴器が必要になります。まずは耳鼻咽喉科で聴力検査を行い、補聴器店へ紹介となります。補聴器に関する案内は下のボタンをクリックしてください。

補聴器のはなし

補聴器の使用を考えている方に購入方法などを案内しています。

難聴が軽度から中等度の場合は内服を行いますが、難聴が高度のときは入院して点滴を行います。
突発性難聴は早く治療を開始することが大切です。難聴になってから3日以内に治療を開始すると治る可能性は高くなりますが、2週間以上経過してしまうと聴力改善は難しくなります。
突発性難聴は適切な治療を行っても、1/3の人は聴力が元に戻る「完全治癒」、1/3の人は聴力が変わらない「聴力不変」、1/3の人は完全には良くならない「不完全治癒」となっています。

低音障害型感音難聴は、睡眠不足や過労などのストレスを背景として発症することが多いため、十分な睡眠、疲労回復、ストレス解消などが必要です。
また、台風や低気圧が近づくと症状が悪化することがあります。天気予報と体調の変化を観察し、調子が悪いようなら無理をせず休むようにしましょう。

1. 短期的には予後良好例が多い。
2. 長期的には反復や再発することが多い。
3. 長期間経過しても回復する例がみられる。
4. 自然回復も多い。
5. 3割の方が、メニエール病へ移行する。

急性鼻炎や副鼻腔炎が原因となることが多いため、まずは内服で鼻炎の治療を行います。鼻すすりをすると中耳炎が治りづらくなるため、片方ずつ優しく鼻をかむようにしましょう。

炎症を起こし耳漏が出ているときは、抗菌薬の点耳や内服を使用します。
鼓膜の穿孔を閉鎖するには、処置や手術が必要になります。慢性中耳炎の程度に応じて、方法が異なります。