0776-41-3377(代)
※番号のおかけ間違いにご注意ください。
診療サポート:検査課
より質の高い検査を目指して
私たち検査課では医師から依頼された患者さんの検査(放射線を使用する検査を除く)を担当しています。
近年、検査の種類は医学・医療技術の進歩により増大しており、結果から病気の早期発見、より適切な治療方針や診断または経過観察の判定ができるようになってきています。
私たち臨床検査技師はこのような情報を医師に報告し患者さんの健康維持・回復に貢献できるよう努めています。また、より質の高い検査を目指して、毎日検査機器の点検・制度管理を行い、正確かつ迅速な結果を報告できるよう心がけています。
チーム医療
医療の現場では色々な職種を持ったスタッフがいます。それぞれの経験や知識を活かし、1つのチームとして患者さまの治療をしています。私たち臨床検査技師も、さまざまなチーム医療に積極的に参加しています。検査の部屋から出て、より患者さまの近く で役に立ちたいと願っております。
- ICT(院内感染対策チーム)
- NST(栄養サポートチーム)
- 褥そう対策
- 糖尿病教室
- クリニカルパス
検査相談(無料)
当課では検査相談窓口を生理機能室に設けています。
「今度受ける検査はどんな検査なんだろう・・・」「検査時間はどのくらいだろう・・・」など 患者さんの検査に対する不安や疑問に臨床検査技師がお答えします。
過去の相談例
検査紹介(血液)
血液を採って、その成分を調べます。
生化学検査
肝臓に炎症が起きていないか、腎臓の機能に異常がないか、生活習慣病の疑いはないかなどを指標となる検査値から調べます。
血液学検査
貧血がないか、出血しやすくないかなどを調べます。また、顕微鏡で血液成分の形態を確認します。
凝固検査
血の固まる時間やそれに係わる因子を測定します。血を固まりにくくする薬を服用されている方の薬の利き具合もこの検査で判断します。
免疫学
肝炎ウイルスの検査や炎症の程度を見る検査などを行います。
内分泌
甲状腺ホルモンなどについて調べます。甲状腺などから分泌されるホルモンは適度な量が分泌されることで体調を整えます。そのホルモンを測定し、 過剰に分泌されていないか、また不足していないかを調べます。
検査紹介(尿)
尿を採って、その成分を調べます。
尿一般検査
尿を試験紙に浸し、蛋白や糖など成分を調べます。
尿沈渣
尿に含まれる細胞を顕微鏡で調べます。尿が生成されるどの過程ではがれた細胞かなどの判断をします。細菌を認めれば、膀胱炎を疑います。
蓄尿
24時間尿を溜めて、一日の尿蛋白量から腎臓の状態を調べたり、尿糖量から糖尿病の病態などを調べたりします。
検査紹介(体の組織)
検査や手術で採った細胞に異常がないかを調べます。
病理組織検査
尿内視鏡検査時に小さくとった組織 (生検組織) や手術によって摘出された臓器などを標本にして顕微鏡で観察し、 癌などの異常な細胞がないかを調べます。
細胞診断
尿体液や喀痰などにがん細胞などの異常な細胞がないかを顕微鏡で調べます。
喀痰検査
痰を調べることは、呼吸器系の病気の診断では大変重要です。痰には肺や気管支などからはがれた細胞も含まれています。そのため痰を調べれば、肺や気管支など呼吸器のさまざまな情報を得ることができます。この検査では、がん細胞の有無を調べます。
子宮頸部細胞診
子宮頸部の細胞を綿棒のような細い棒で採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を調べます。
子宮体部細胞診
子宮の奥の方にある細胞を内膜擦過器具で採取し、異常な細胞がないか調べます。
検査紹介(心臓・血管)
心臓や血管の状態を調べ、異常が見つかった場合はその場所と程度を調べます。
心電図検査
基本検査の中で最も多くの方がご存知な検査です。ベッドに横になり、両方の手、足首と胸の表面に電極をつけて、心臓の電気的興奮を波形として記録します。不整脈や心筋虚血がないか、心筋梗塞が起こっていないかなどを調べます。
24時間心電図(ホルター心電図)
心電図を記録する下のような携帯型の心電計(記録装置の大きさ:2.7cm×4cm×0.8cm 重さ:20g)を24時間取り付け、日常生活の中での心臓の状態を調べ、いつ起きるか分からない心臓の変化を見つけようとする検査です。
心臓超音波(心エコー)検査
胸に超音波(エコー)をあてて、心臓をいろいろな角度から観察し、細かい計測なども行います。 心臓の壁や弁の動きや血の流れなどをリアルタイムで見ることができ、心筋梗塞や狭心症などの治療方法の決定などにも役立つ検査です。当センターでは、高性能の機器で心臓超音波専門の技師が検査しています。
頚動脈超音波検査(頚動脈エコー)
首にある頚動脈に超音波をあてて、動脈硬化の有無や血液の流れなどを調べます。
脈波伝播速度・足関節上腕血圧比(PWV/ABI)
動脈硬化が起こっていないか、血管のしなやかさが失われていないか、血管につまりはないかなどを調べます。
経食道心臓超音波検査(TEE)
胃カメラのように、口から管を入れて検査をします。より心臓に近いところで超音波をあてるので、胸に超音波をあてた時には見られない部分も観察することができます。
検査を受ける際の注意
検査時は苦痛を和らげるため鎮静剤を使うので検査後、しばらく休んでからお帰りいただきます。また、検査当日は昼食を食べずにお越しください。
心臓カテーテル
カテーテルという細い管を手首や下肢などの血管に挿入し、心臓の血管付近まで伸ばしていきます。そこに造影剤を投与し、血管が詰まっていないか、狭くなっていないかなどを調べます。
検査で実際に使うカテーテル
写真は、心臓カテーテル検査のとき実際に使用しているカテーテルです。
これは、循環器センターで独自に開発したカテーテル(KH510D)で、 その細さは1.3㎜。となりの鉛筆と比べると、いかに細いかわかりま
ペースメーカーチェック
患者さんのペースメーカーが正常に作動しているか、ペースメーカーの電池の残量は大丈夫かなど定期的に点検を行っています。
神経
神経の伝わる速度や経路、機能を調べます。
神経伝導速度
神経を刺激する装置を使用して、神経伝達の速さの計測や、刺激が伝わる経路に異常はないかなどを調べます。
自立神経検査
心拍を調節している自律神経機能を調べるために、心拍数の計測を行います。
脳
脳の働きを調べます。
脳波
頭にたくさんの電極を取り付けて、脳からの小さい信号から脳の活動を調べます。
肺
肺の働きを調べます。
肺機能検査
肺の状態を調べるため、筒をくわえていろいろな呼吸をしていただき検査します。